上腕二頭筋長頭炎
- 腕を挙げるときに痛い
- 物を持ち上げると痛い
- 肩の前面に痛みが出る
上腕二頭筋長頭炎とは?|尼崎市出屋敷 おいかわ整骨院
上腕二頭筋長頭は肩の前面、結節間溝という上腕骨の溝に埋まるように走行し90度近く曲がって肩甲骨に付着しています。肩の挙上動作で上腕二頭筋長頭の腱や筋腱移行部が骨と摩擦され炎症症状を起こします。構造上、結節間溝部分に炎症が起きやすいのが特徴です。
【上腕二頭筋長頭炎の症状】
上腕二頭筋長頭炎の特有の症状は肩の前面に痛みが出てくる事です。また、軟部組織損傷の為X線(レントゲン)には映らず、画像ではっきりとわかる所見が見られないことが多いです。
【上腕二頭筋長頭炎の原因】
主に腕の挙上時に痛みが出てきます。
若年層では肩を大きく回すスポーツを行う人に多く、上腕二頭筋に過度な負担がかかることで発症します。中高年は急に腕を動かしたりすることが少ないですが、加齢に伴う筋や腱の劣化でちょっとしたことで症状を出すともいわれています。ただ、発症理由はあまりはっきりしないことがあります。
上腕二頭筋長頭炎の検査法
・ヤーガソンテスト
肘を90度に曲げ手の平を下に向けます。そこから手のひらを上に向けたときに肩関節の前面に痛みが出たら陽性になります。
・スピードテスト
肘関節を伸ばした状態で手のひらを上に向けたまま腕を挙げて、肩関節の前面に痛みが出たら陽性です。
当院の治療について|尼崎市出屋敷 おいかわ整骨院
【当院の根本治療の考え方】
症状の出にくい身体作りの根幹は筋肉にあります。
上腕二頭筋長頭炎の症状は、安静にしていれば改善していきます。ただし、上腕二頭筋長頭炎を引き起こした原因を取り除かない限り、四十肩・五十肩や変形性肩関節症といった重大な肩の疾患に進行してしまうこともあります。
上腕二頭筋長頭炎を引き起こす原因は、姿勢不良が考えられます。
猫背などの不良姿勢は、肩に多大に負担を強いるのです。
姿勢や歪みを矯正することで改善していきます。ただし、良い姿勢を維持できなければ、症状は再発します。
維持する為には、良い姿勢を意識することが基本ですが、そもそも姿勢を維持する筋力がなければ、歪みが出やすくなってしまいます。
ほとんどの症状は、過去にしてきた悪い姿勢習慣や、お仕事等で首に負担のかかるといった、変化をさせるのが難しいことで起きています。
歪みを矯正し、良い姿勢を維持できる筋肉を作っていく習慣を作ることで、根本治療を図ります。
【当院の治療法】
①患部へのアプローチ
早期の疼痛緩和を目的に行います。上腕二頭筋長頭炎は、安静とアイシングをしっかり行えば、症状が緩和していきます。肩の痛みは、日常生活への影響も大きく、また痛みを我慢しながら腕を動かすことは身体のバランスを崩す要因にもなりかねません。安静・アイシングに併せ、筋肉の調整やハイボルテージといった電療機器を用いて、疼痛の緩和を図ります。
②骨格へのアプローチ
姿勢改善を目的に行います。上腕二頭筋長頭炎は、肩に多大な負担が掛かって起こる疾患ですが、多大な負担をかけてしまう要因として不良姿勢があります。いわゆる猫背は、肩の運動を邪魔してしまう為、無理に動かそうとすると肩関節や周囲の軟部組織を傷めやすくなります。姿勢矯正や姿勢指導を行ない、良い姿勢の定着を図ります。
③筋肉へのアプローチ
上記施術効果維持を目的に行います。関節への負担を減らすのも、姿勢を維持するのも、筋肉が正常に働くことが必須です。しかし、多くの場合症状を出す時点で、筋肉の量が減り、質が低下し、硬くなった状態からの治療スタートとなります。
硬さが取れてくると、症状は緩和されることが多いですが、質を上げて量を増やす努力をしないと、関節への負担が減らず姿勢の維持も難しくなる為、再発しやすくなります。施術による筋肉の調整はもちろんですが、トレーニング指導やEMSといったトレーニング機器も活用しながら、筋肉を正常な状態に近づけていきます。
上腕二頭筋長頭炎は比較的症状が改善しやすいので、早めに治療することをおすすめします。スタッフ一同お待ちしております。
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