腱鞘炎は、手首や指に炎症が起き、痛みや腫れなどの症状がでます。

細かく分類すると、｢ドケルバン病｣や｢ばね指｣などといった疾患があります。

腱鞘とは、手などに付着する長い腱がスムーズに動くようにする滑車のようなものです。

手や指を動かすことにともなって、腱はこの滑車を往復しています。しかし、何度も繰り返すと、腱と腱鞘が摩擦を起こし、炎症してしまいます。腱鞘炎は手首、肘、指の3か所で発生するとされています。

【腱鞘炎の原因とは？尼崎市出屋敷のおいかわ整骨院】

主な原因は手首、手指の使いすぎで、スポーツやパソコン作業、最近ではスマートフォンの長時間の利用などが一般的です。

また、更年期の女性や妊産婦にも多くみられ、女性ホルモンの分泌バランスの影響や、妊産婦の場合抱っこのし過ぎで起こるといわれています。

主な腱鞘炎の種類

①ドケルバン病

狭窄性腱鞘炎とも言われ、手首の親指側に痛みが起こります。

スマホの長時間の操作などにより起こりやすいです。

②ばね指（弾発指）

腱と腱鞘の間で炎症が繰り返し起こることで、腱や腱鞘が分厚くなることで、指を動かすたびに腱と腱鞘が引っかかることで発症します。指の曲げ伸ばし、特に伸ばすときにバネのような引っ掛かりを感じます。また、同時に痛みが起こります。

予防としては、手首などを使いすぎない、手首などを使い過ぎた後のケアを行うことが大切です。

まず、休む時間を作るなど使い過ぎを防ぐことです。それでも、日々手首などは使用することを避けるのが難しいためセルフストレッチやセルフマッサージでケアをしましょう。痛みの強い時は氷でアイシングを行い、患部を冷やすようにすると良いです。

【腱鞘炎の治療は？尼崎市出屋敷のおいかわ整骨院】

まずは、安静にすることが一番です。また、痛みが強い場合はアイシングが効果的です。また、テーピングやサポーターの着用が有効な場合もあります。

ここまでは普通の治療に対する考え方、施術法です！！

【当院の根本治療の考え方】

症状の出にくい身体作りの根幹は筋肉にあります。

腱鞘炎の症状は、手を安静にして、アイシングを併用すれば改善していきます。ただし、腱鞘炎を引き起こした原因を取り除かない限り、再発する可能性が高くなります。

腱鞘炎を引き起こす要因の１つとしては、姿勢不良が考えられます。

手を使う動きというのは、意外にも手周辺の筋肉だけでなく体幹の筋肉も連動させているのですが、猫背や反り腰などの不良姿勢は、体幹の筋肉の機能を低下させ、結果、手への負担を増大させます。

姿勢や歪みを矯正することで改善していきます。ただし、良い姿勢を維持できなければ、症状は再発します。

維持する為には、良い姿勢を意識することが基本ですが、そもそも姿勢を維持する筋力がなければ、歪みが出やすくなってしまいます。

ほとんどの症状は、過去にしてきた悪い姿勢習慣や、お仕事等で負担がかかるといった、変化をさせるのが難しいことで起きています。

歪みを矯正し、良い姿勢を維持できる筋肉を作っていく習慣を作ることで、根本治療を図ります。

【当院の治療法】

①患部へのアプローチ

早期の疼痛緩和を目的に行います。腱鞘炎は、安静とアイシングをしっかり行えば、症状が緩和していきます。腱鞘炎は、日常生活への影響も大きく、また安静が難しいことから痛みを我慢しながらの生活になりがちです。安静・アイシングに併せ、筋肉の調整やハイボルテージといった電療機器を用いて、疼痛の早期緩和を図ります。

②骨格へのアプローチ

姿勢改善を目的に行います。腱鞘炎は、手の使いすぎで起こる疾患ですが、多大な負担をかけてしまう要因として不良姿勢があります。いわゆる猫背や反り腰は、体幹の筋肉が機能低下し手を使うときの負担が増大します。姿勢矯正や姿勢指導を行ない、良い姿勢の定着を図ります。

③筋肉へのアプローチ

上記施術効果維持を目的に行います。関節への負担を減らすのも、姿勢を維持するのも、筋肉が正常に働くことが必須です。しかし、多くの場合症状を出す時点で、筋肉の量が減り、質が低下し、硬くなった状態からの治療スタートとなります。硬さが取れてくると、症状は緩和されることが多いですが、質を上げて量を増やす努力をしないと、関節への負担が減らず姿勢の維持も難しくなる為、再発しやすくなります。

施術による筋肉の調整はもちろんですが、トレーニング指導やEMSといったトレーニング機器も活用しながら、筋肉を正常な状態に近づけていきます。

腱鞘炎は慢性化すると改善するまでの期間が長くなるので、早めに治療することをおすすめします。スタッフ一同お待ちしております。