「またやってしまった…」そんな風にぎっくり腰を繰り返してしまう女性は少なくありません。朝の洗顔中、ちょっとした動作でピキッと痛みが走り、そのまま動けなくなる――。一度ぎっくり腰を経験すると、「またなるのでは…」という不安が常につきまといます。今回は、ぎっくり腰を繰り返してしまう人の共通点と、再発を防ぐための3つの習慣についてお伝えします。
ぎっくり腰は、一度起きると再発しやすい傾向があります。特に女性の場合、家事・育児・仕事を同時にこなすなど、身体への負担が多い生活を送っている人が多いため、ぎっくり腰が「慢性化」してしまうケースも珍しくありません。
ここでは、ぎっくり腰を繰り返す人に共通する特徴を3つ紹介します。
① 姿勢が悪く、骨盤が歪みやすい
デスクワークやスマホの長時間使用などで、猫背・反り腰になっている人は要注意。骨盤が歪むと腰への負担が偏り、ぎっくり腰の引き金になります。
② 睡眠や休息の質が低い
睡眠不足や浅い眠りは、筋肉の回復を妨げます。慢性的に疲労が溜まることで、ちょっとした動作でも筋肉や関節が悲鳴を上げやすくなります。
③ 精神的ストレスが多い
意外かもしれませんが、ストレスもぎっくり腰の原因のひとつ。自律神経が乱れると筋肉が緊張状態になり、体が硬くなることで腰に負担が集中します。
ぎっくり腰を繰り返さないためには、日常生活の中で“腰に優しい習慣”を身につけることが大切です。
① 朝のストレッチで筋肉を目覚めさせる
寝起きの体は筋肉が冷えて硬くなっています。いきなり動くのではなく、軽く前屈やねじりのストレッチをして、腰回りをゆっくりほぐしてから動き始めましょう。
② 正しい姿勢を意識する
立つ・座る・歩くすべての基本は「姿勢」です。骨盤を立てて背筋を伸ばすだけでも、腰への負担が大幅に軽減します。デスクワーク中は30分に一度、姿勢をリセットするのが理想です。
③ 腹筋と背筋のバランスを整える
腰を守るには“体幹”の筋肉が欠かせません。特に女性は筋力が低下しやすいため、腹筋・背筋をバランスよく鍛えることで、腰をしっかり支える力がつきます。無理のない範囲で、週に2〜3回、軽い筋トレを取り入れてみましょう。
「ちょっと腰が重い」「動くと違和感がある」そんな小さなサインを放置すると、ある日突然ぎっくり腰が再発することも。体のSOSを感じたら、早めのケアが大切です。
もし腰に違和感を感じたら、無理せず一度専門家に相談しましょう。痛みの原因を根本から整えることで、再発しにくい体をつくることができます。
ぎっくり腰を繰り返す人には、姿勢・生活習慣・ストレスといった共通点があります。一度痛みを経験すると不安になりがちですが、正しい習慣を続けることで、再発を防ぐことは十分に可能です。
あなたの腰は、あなたの生活習慣そのものの鏡です。少しずつで構いません。今日から、腰をいたわる生活を始めてみましょう。